蔵の街とちぎ 大毘盧遮那殿 満福寺(満福密寺)

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寺務雑記

■2025年03月01日(土)

「大師堂」の前にある「掲示板」を更新しました。今月は、早春の俳句です。

次世代を担う若い人たちに、俳句・和歌など日本語のふくよかな短文文化をお勧めします。心と頭の「糖尿病」といわれる「SNS短文依存症」の良薬です。
メール・ラインのやりとりも俳句や和歌でやったらどうでしょう。殺風景で軽薄短小なコトバでなく、ふくよかで美しい日本語の短文がネット上にも飛び交うことを願っています。

春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は歌えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず
早春賦
両の手に 桃と桜や 草の餅
その匂ひ 桃より白し 水仙花
春もやや けしきととのう 月と梅
松尾芭蕉
仏壇に 桃活けてある 三日哉
古壁に 菜の花咲くや 浄土寺(じょうどでら)
どこまでも 枯木と見せて 梅の花
正岡子規
桃咲くや おくれ年始の とまり客
なく蛙 溝の菜の花 咲にけり
老梅(おいうめ)の なるやいかにも ()せ我慢
小林一茶
かゝはりも 無くて互に 梅椿
老いて尚 (ひな)の夫婦と 申すべく
紅梅に薄紅 梅の色重ね
高浜虚子
雛祭る 都はづれや 桃の月
たらちねの (つま)までありや 雛の鼻
春の水 背戸(せど)に田作らんとぞ思ふ
※抓まで:つまむまで
※背戸:家の裏側
与謝蕪村
むすめさんが活けてくれたる桃や菜の花
ここもやしきあとらしいうめのはな
種田山頭火