蔵の街とちぎ 大毘盧遮那殿 満福寺(満福密寺)

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寺務雑記

■2025年02月01日(土)

「大師堂」の前にある「掲示板」を更新しました。今月は、節分・立春・雪の俳句です。

次世代を担う若い人たちに、俳句・和歌など日本語のふくよかな短文文化をお勧めします。心と頭の「糖尿病」といわれる「SNS短文依存症」の良薬です。
メール・ラインのやりとりも俳句や和歌でやったらどうでしょう。殺風景で軽薄短小なコトバでなく、ふくよかで美しい日本語の短文がネット上にも飛び交うことを願っています。

春たちて まだ九日の 野山哉
水とりや 氷の僧の (くつ)の音(東大寺修二会(お水取り))
たわみては 雪待つ竹の 気色(けしき)かな
松尾芭蕉
いくたびも 雪の深さを 尋ねけり
雪解けや 春立つ一日 あたたかし
風吹いて 鬼逃げて行く けはひあり
正岡子規
三つ子さへ かりりかりりや 年の豆
かくれ家や 歯のない口で 福は内
雪とけて 村いっぱいの 子どもかな
小林一茶
あたたかく 炒られて嬉し 年の豆
一百に 足らず目出度し 年の豆
雨の中に 立春大吉の 光あり
高浜虚子
夜の雪 寝てゐる家は 猶白し
日の光 今朝や(いわし)の かしらより(節分)
寝ごゝろや いづちともなく 春は来ぬ
与謝蕪村
春立つや 雪降る夜の 隅田川角川春樹
焼印や 金剛杖に 立てる春尾崎放哉
さそはれて まゐる節分の月が まうへに種田山頭火
鬼祀る この寺古来の 鬼も内
年男 威儀を正して 鬼は外
立春に 降っては消える 春の雪
ロウバイの 黄色に満ちて 春近し
寒風も 春遠からじ 福寿草
住職