
北海道はだいじょうぶか
令和7年03月01日
けさ(土曜日)のテレビ報道によれば、ホワイトハウスで行われたトランプ大統領とウクライナ・ゼレンスキー大統領の会談は、同席していたアメリカ副大統領の発言をきっかけに、途中から激しい言い合いになり物別れに終わりました。トランプ大統領は「彼は、ホワイトハウスの大統領執務室で、アメリカを侮辱した。彼はアメリカ(の軍事協力)に対する感謝が足りない」とツイートしました。テレビに出演した二人の専門家はそろって、「ロシアのプーチン大統領は「しめしめ」と思っているだろう」とコメントしました。ウクライナ紛争は、トランプ大統領の登場でどうやらプーチン大統領に軍配が上がる流れになりそうです。この先プーチン政権が続く限り、ポーランドやエストニア・ラトビア・リトアニアのバルト三国などは、ロシアの脅威にまたまたさらされることになるでしょう。
時に、最近は中国による台湾侵攻が現実問題化し、「台湾有事は日本の有事」などと言う政治家もいてテレビなどでもよく話題になります。尖閣諸島問題もあって政府も自衛隊も対策を急いでいるようですが、目を転じれば、北海道の東部の方がはるかに危険です。目の前にクナシリ島があり、そのすぐ東にはエトロフ島があって、ロシア軍が虎視眈々とねらっています。プーチン大統領がその気になれば、日本がうかうかしていれば、ロシアが北海道東部に侵攻して全域を占領するのにそんなに日数はかからないでしょう。占領されたら今のウクライナの二の舞です。
歴史をさかのぼれば、太平洋戦争の戦後処理問題で、北海道の留萌と釧路を結ぶ直線の右側(東半分)の割譲・支配を主張したのが、当時ソ連のスターリン首相でした。ロシアは地政学上、極東地域に冬凍らない港がなく、太平洋への進出が容易ではないことから、軍事的にも経済的にも北方領土や北海道の港を手に入れたかったのです。これに真っ向から反対し阻止してくれたのが、戦前日本で学び日本陸軍で育った中国の蒋介石総統でした。北海道がソ連に占領されずに済んだのはひとえに総統のおかげで、その時総統が言ったのが有名な「中国人は、アダを恩で返す」でした。戦争中、日本陸軍は中国を占領しあちこちで問題を起しましたが、総統はそれにもかかわらず北海道を助けてくれたのです。北海道の東半分が今ロシアだったら、背中がゾッとします。総理大臣や防衛大臣、防衛省の幹部は、毎月とは言いませんが、一年に何度かは根室のノサップ岬に立ってみることです。海の向うでは何を考えているかわかりません。
歴史をさかのぼれば、太平洋戦争の戦後処理問題で、北海道の留萌と釧路を結ぶ直線の右側(東半分)の割譲・支配を主張したのが、当時ソ連のスターリン首相でした。ロシアは地政学上、極東地域に冬凍らない港がなく、太平洋への進出が容易ではないことから、軍事的にも経済的にも北方領土や北海道の港を手に入れたかったのです。これに真っ向から反対し阻止してくれたのが、戦前日本で学び日本陸軍で育った中国の蒋介石総統でした。北海道がソ連に占領されずに済んだのはひとえに総統のおかげで、その時総統が言ったのが有名な「中国人は、アダを恩で返す」でした。戦争中、日本陸軍は中国を占領しあちこちで問題を起しましたが、総統はそれにもかかわらず北海道を助けてくれたのです。北海道の東半分が今ロシアだったら、背中がゾッとします。総理大臣や防衛大臣、防衛省の幹部は、毎月とは言いませんが、一年に何度かは根室のノサップ岬に立ってみることです。海の向うでは何を考えているかわかりません。