蔵の街とちぎ 大毘盧遮那殿 満福寺(満福密寺)

閑話休題

敬礼三宝 謹賀新年

令和元年12月27日
●新年明けましておめでとうございます。
令和二年。
西暦2020年。
干支は、子(ね、ねずみ)年。
恵方(歳神様の方位)は、南寄りの西の方角。
●子年生まれの人は、
【長所】
正直で愛嬌がある。几帳面で細かいことが得意。ムダ使いせず貯蓄を心がける。
【短所】
温厚に見えるが怒りやすい。利己心強く小心。ひとのことを気にしひとの批評を好む。
【運気】
ひととのつきあいが長く続かない。女性は色禍に要注意。財を失くすことあり。
晩年は比較的安泰。
【守り本尊】
千手観音(せんじゅかんのん)
ご真言 オン バザラ タラマ キリク ソワカ
●新年の有名句
ふくよかに すわりめでたし 鏡餅
村上鬼城
書初めの うゐのおくやま けふこえて
高野素十
枕辺へ 賀状東西 南北より
日野草城
呉竹の 根岸の里や 松飾り
正岡子規
一人居や 思ふ事なき 三ヶ日
夏目漱石
年新た 心新たに つつしみて
山口青邨
七草を 祝いしみじみ 日本かな
稲畑汀子
●新年の唱歌
年の始めの 例(ためし)とて
終りなき世の めでたさを
松竹(まつたけ)立てて 門(かど)ごとに
祝(いお)う今日こそ 楽しけれ

初日(はつひ)のひかり さしいでて
四方(よも)に輝く 今朝のそら
君がみかげに 比(たぐ)えつつ
仰ぎ見るこそ 尊(とお)とけれ
●新年の古歌
我が君は 千代に八千代(やちよ)に 細石(さざれいし)の
巌(いわお)となりて 苔の生(む)すまで
―詠み人知らず―
(『古今和歌集』私撰秀歌 巻第七 「賀歌」歌三四三)
 今年夏の東京オリンピックで何度も聞くことになるであろう国家「君が代」の元の歌です。『古今和歌集』にありました。この歌には時代とともに、「君が代は」ではじまったり、「千代にましませ」になったり、などの変化がありますが、「君(天皇)の御世が、小さな石が大きくなって盤石となり、それに苔が生えるようになるまで、長く続いて欲しいもの」という年賀の歌です。
 皆さまにとり幸多い一年でありますよう